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漢方の診察法

漢方の基本となる診察法を「四診八綱」といいます。

四診とは、望診・聞診・問診・切診(触診)の四種の診断術で、患者様からあらゆる情報を収集する手段のことです。
八綱とは、四診によって得られた情報を分析する漢方独自の方法で、最終的に陰陽・表裏・寒熱・虚実に帰納させることであるだそうです。


細かく説明を加えてみます★


=四診=
①望診
人体表面の各部分およびその排泄物などを細かく観察し、その疾患の変化を観察することです。
特に顔面各部の色彩や状態、舌の様子などを重点とします。

②聞診
患者様の呼吸、言語、咳嗽、分泌物などや、人体から排泄される一切のものの臭いなどが対象となります。

③問診
患者様の生活環境、習慣、病気に至る過程、誘因、患者様自身の苦痛などをお聞きします。

④切診
触診のことで、患者様の脈拍、および腹部などを触ったり、圧迫したりして患者様の状態を観察します。



=八綱=
①裏表
病気の部位、病勢が軽いか重いかなどを判断します。

②寒熱
疾患が熱性のものか寒性のものかという属性を判断します。

③虚実
体力と疾患の哀勢を判断します。

④陰陽
疾患の全体像を総合的に判断します。



かなりわかりにくい表現が多いですが、要するに、患者様の様子をしっかり見て観察して、聞いていくことが漢方の適正使用の重要なポイントになることです。

もっと勉強して日々精進いたします★
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芍薬甘草湯と高脂血症治療薬の副作用

漢方で興味深い症例があったので紹介します♪


高脂血症薬の副作用には筋肉系への副作用が出ることが知られています。
有名なのは、横紋筋融解症。
この副作用は重篤なのでお薬を中止することがほとんどです。


その他に、こむら返り(有痛性筋痙攣)の症状があります。
この副作用に著効する漢方薬があるそうです。


その漢方薬とは、芍薬甘草湯。
効能効果として、もともと「急激に起こる筋肉の痙攣を伴う疼痛」を謳っておりますが、
何がすごいってその即効性。

なんと服薬から薬50秒で筋収縮が弛緩、約80秒後に疼痛が消失したそうです。


漢方の即効性自体、まず驚きです。


頻回副作用に悩まされている患者様には頓服で漢方を服用していただければ効果があるということですね!


もちろん、高脂血症治療薬の用量の見直しも必要だと思います。
治療の選択肢の一つとして医師と話し合えればと思っています。

「気」による治療

漢方治療では「気」の異常を分類し、漢方薬を決めていく概念があります。


「気」とは、形もないし目に見えるものではないけれど、我々が生きていくために必要なエネルギーのことを言います。
たとえば、気力がない、やる気がある・・・などの気です。
臨床において「気」の異常を見抜き、治療に反映させていきます。


・気鬱(きうつ)
気の巡りが悪くなっている状態。心窩部から腹部にかけて気が鬱滞してしまうため食道異物感や、腹部膨満感などが出現します。
例)ストレスが原因で不眠症


気逆(きぎゃく)
気が下から上へと突き上げる状態。代表的な症状に“冷えのぼせ”があります。
これは逆上した結果として頭部に気が集まり熱くなり、その反対に下半身は気がおろそかになるので冷えるという現象です。
へその周囲に動悸を触れるのが特徴です。
例)更年期障害によるのぼせ


気虚(ききょ)
さまざまな原因によって気が衰えた状態。
易疲労感、食欲減退などの症状が現れます。
主に問診の段階で振る舞いや言動などから察知します。
例)好きな人に振られて食欲減退


夏は夏バテによる食欲不振、全身倦怠感、下痢など、さまざまな症状がでてきます。
毎日を少しでも元気に過ごせるように漢方の力を借りるのもいいのかもしれませんね(^-^
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yakuzai

Author:yakuzai
小林胃腸科内科ホームページ
http://kobayashihp.web.fc2.com/

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