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ゼチーア

今日はゼチーアについてお話します。


ゼチーアは一般名エゼチミブ。小腸コレステロールトランスポーター阻害剤。
小腸コレステロールトランスポーターとはコレステロールを吸収する受容体のことで、
この受容体を阻害することでコレステロールそのものの吸収を阻害します。

食事のコレステロールの54%を阻害するそうです。

最近このお薬で注目されているのがコレステロールの「量」とともに、「質」を改善するということです。


LDLは主に知られている悪玉コレステロールですが、「small dense LDL」というLDLよりも小さいLDLを知らない方も多いのではないでしょうか。
このsdLDLは肝臓のLDL受容体と結合親和性が低いため血中滞留時間が長く、粒子が小さいために血管内皮下へ侵入しやすいので、その結果冠動脈イベントが起こりやすくなるのです。
LDLのサイズが小さくなると虚血性心イベントの発症リスクは約3倍に増加するとも言われています。


ゼチーアを投与すると、sdLDLは42.9%の減少率を示し、LDLも17.2%、LDLの前駆体のVLDLも16.5%減少するとのことです。(単独投与)


カイミクロンとよばれる、食事由来の脂質をもとに小腸で合成されるリポ蛋白は変性を受けずにそのまま血管内皮下に蓄積してしまいますが、コレステロールそのものの吸収を阻害するゼチーアはカイミクロンの合成も少なくなり、これらの2つの作用で冠動脈イベントを抑制するというわけです。



コレステロールが吸収されなければ、脂肪肝も防げるし、改善できる。
すばらしい!!



ゼチーアは1日1回食後に服用します。
副作用としては消化器症状が主です。


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漢方・生薬研修会 終了証!!

去年7月から始めた漢方・生薬の研修を終えました★


修了証をいただきました!!


6月には認定試験があるので気合を入れてがんばりたいと思います(^-^

ルネスタ(2)

今日はルネスタについてお話したいと思います。


ルネスタは一般名エスゾピクロン。
アモバン(ゾピクロン)の鏡像異性体です(S体)。


GABA受容体に結合し、催眠作用、鎮静作用、および抗不安作用を発揮します。


効能・効果は「不眠症」です。


入眠障害と中途覚醒いずれにも有効です。
半減期がアモバンよりもやや長く、それが中途覚醒に有効な理由みたいです。


メーカーいわく、副作用はアモバンよりも低く、特に服用した翌日の口腔内の苦みが軽減されているとのことです。
そしてなぜか半減期がのびているのにもかかわらず、持ち越し効果が少ないということです。


副作用が少ないとはいえ、超短時間型なので、服用時は転倒防止のため、必ずお布団で服用してもらいように服薬指導が必要ですし、高齢者の方には服用量のチェックが必要です。


成人は通常量2mg。高齢者は1mg。
成人3mg、高齢者2mgが上限量です。


注意点として、食後に飲むとルネスタの効果が弱まってしまうということです。
夕食と服用の間は2時間は開けたほうがいいです。
アルコールとの服用は逆に効果が増強しますので、避けてください。

モビプレップ


大腸内視鏡検査前に使用するお薬、モビプレップについて紹介します♪



モビプレップは大腸の中をきれいにするお薬です。
現在ニフレックを使っておりますが、モビプレップの方が服用量少なく腸がキレイになるそうです。

患者様のご負担も少なくなると思いますので、こちらの採用を決定しました★



モビプレップについて勉強会がありましたので、まとめてみます★



ニフレックよりもホリエチレングリコール4000が多いために溶けにくいそうで、特に冬場など気温5℃以下の環境だと顕著だそうです。
なので、その場合は温水で溶かすといいそうです。
炭酸水素ナトリウムが入っているので調製時は少し泡立つかもしれません。

味はビタミンCと添加剤で甘味剤もはいっているので甘酸っぱい感じです★
味見しましたが、実に飲みやすい♪
駄菓子の“小梅”の味に近い感じです。
梅ジュースです。


調整法の違いは水を★印まで入れたら、隔壁を開通しなければいけないということです。
この開通は全然力はいりませんでした。


ニフレックよりモビプレップのほうが優れている理由は、
モビプレップは等張液のため、体内の水分を腸にひっぱり、腸内をより早くきれいにできる点です。
この作用により、服用量も少なくなりますし、検査の3時間前からの服用でよくなりました(ニフレックは4時間前)!


体液を腸管に引っ張るといいましたが、このためにのどが渇きます。
のどが渇いた段階で、その前にのんだモビプレップの半量の水分をとっていただきます。
この服用方法を繰り返し、便が出なくなったら服用終了です★


ニフレックの場合は水分は水かお茶となっておりましたが、モビプレップの場合は糖質を含まないものならコーヒーでも紅茶でもOKだそうです。
糖質を避ける理由は、腸管内に細菌が繁殖して、ガスが発生するからだそうです。


調製開通後は48時間まで保存可。(冷蔵庫が好ましい)
アルミ外装を破った場合は1ヶ月保存可です。


詳しい調整法は写真をご覧くださいね★
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yakuzai

Author:yakuzai
小林胃腸科内科ホームページ
http://kobayashihp.web.fc2.com/

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